診療方針MEDICAL POLICY
知識・技術・道具を軸に、対話重視の診療を実施
歯科医療を提供するにあたって知識と技術、道具は不可欠であり、私は勉強によって知識を増やし、トレーニングによって技術を向上させてきました。また「道具」においては、診療環境の整備は最大限すべきという考えのもと、院内に新鋭の機器を用意していることが特徴です。
当院では治療の質に直結する機器や設備などのハード面に加え、コミュニケーションをはじめとするソフト面も大事にしながら診療を行っています。 症状や疾患だけでなく、患者さんのバックグラウンドまで視野を広げて見ることが、その方の健康的な生活をサポートすることにつながるのです。
診療の流れとしては、まず初診時の検査や診察を実施し、必要があれば応急処置を施します。その後、検査結果などの診断材料をもとに治療方針を複数立案。そして2回目以降の診察時にカウンセリングの場を設け、今後の治療計画について患者さんと相談します。
すぐにカウンセリングを行わない理由は、初診の段階ではまだ信頼関係が築けていないため、応急処置が終わりある程度コミュニケーションを取ってからのほうが、落ち着いていろいろなことを話しやすいだろうと考えたからです。
主なご相談MAIN MEDICAL CARE
一般歯科
患者さんのお口の健康を一生涯お守りするために、幅広い症状・疾患に総合的に対応しています。
虫歯治療においては、う蝕の状態や患者さんの身体状況、ライフステージを考慮しながら治療方針を決定します。
得意分野である噛み合わせの治療では、顎関節症や食いしばり、奥歯の動揺といった症状に対し、全体の咬合バランスを重視した治療を行っているのが特徴です。
また、歯並びや噛み合わせを改善するために矯正治療が必要な場合は、咬合において当院と同様の概念を持つ矯正専門の歯科医院へ紹介しています。
「患者さんが自分の家族だったらどうするか」ということを念頭に置き、その方にとって最も良い治療を行う方法を常に模索しています。
小児歯科
成人の患者さんだけでなく、小さなお子さんの診療も受けつけています
当院では抑制器具を一切使用せず、お子さんとも初めに信頼関係を構築することに努めています。
歯を削るなどの痛みを伴う治療も、相手への信頼があればお子さんの力のみで乗り越えられると考えています。 緊急性が高い症例では短時間で治療することもありますが、基本的には信頼関係が築けるまでは本格的な治療を行わず、応急処置までにとどめるケースが多いです。
保護者の方の付き添いは可能ですので、ご希望の場合はお伝えください。 小児歯科ではフッ素塗布などに対応しており、受診の開始時期は歯が生え始める1歳前後が望ましいです。
メンテナンス
治療後の整った口腔環境をケアによって維持したいという思いから、当院ではメンテナンスに注力しています。
患者さんには治療の段階から歯磨きや口腔管理の重要性を理解していただけるように呼びかけており、実際に8割の方は月に1度メンテナンスで通院してくださっています。次回の予約日は電子診察券に印字される仕組みで、最近は受診できなかった場合に患者さんのもとに通知を送るなど、通院の利便性を高めるためのコンピューター管理も始めました。
歯科衛生士は担当制で、クリーニング後は歯科医師によるダブルチェックを実施。メンテナンスでも患者さんとの対話を通して生活背景を読み取り、長期的に向き合うことを大切にしています。
歯科口腔外科
院内に衛生管理を徹底したオペ室があり、そこで親知らずの抜歯やインプラント治療、歯周外科治療などを行っています。
安全性に配慮し、全身管理に欠かせない心電図モニターをはじめ各種設備を充実させていることが当院の強みの一つです。
歯科口腔外科の診療範囲は多岐にわたり、親知らずに関しては埋伏歯などの難症例にも対応可能です。
一方、腫瘍が見つかった場合や口腔がんの疑いがある場合は提携先の病院へ紹介しています。
義歯・入れ歯
歯を失ってしまった方や、他院で作った入れ歯が痛いなどのお悩みを持った方に、噛み合わせのバランスを考慮した義歯を作製しています。
口腔の粘膜に義歯がフィットしているかを見るだけでなく、噛むときの顎の位置や噛み方、噛み癖なども把握した上で綿密な調整を重ねます。
歯や入れ歯は使用するうちに少しずつすり減っていきますので、そうした小さな変化を見逃さないように、作製後も月に1度のメンテナンスで調整を行うことが重要です。
当院の場合、保険診療の範囲内でも患者さんにご満足いただけるよう、義歯の精度を追求しています。
もちろんご希望に応じて自費診療も選択でき、当院では以下の義歯をご用意しています。
- ・耐久性に優れ、食べ物の温度が伝わりやすい金属床義歯
- ・審美性が高い樹脂素材のノンクラスプデンチャー
(88,000円~220,000円(税込))